bonobos 5人にインタビュー!立川との繋がり、それぞれの想い。

bonobos 5人にインタビュー!立川との繋がり、それぞれの想い。

「オトナリジャンボリーを100倍楽しもう!」を合言葉に、出演アーティストに迫るこの企画。 第2弾は「bonobos(ボノボ)」!今回は、3月5日に代官山UNITで行われたワンマンライブ『東海道三次vol..7』にお邪魔して話を聞かせてもらいました。メンバーそれぞれの話から、オトナリジャンボリーへの期待感がさらに高まりました!

アーティストプロフィールはこちら。


田中佑司さん(キーボード)

|立川は昔好きだった子が住んでいました。(笑)

立川との関わりや思い出があれば教えてください。

「立川には、昔好きだった子が住んでいました。(笑)また、僕は車で移動することが多く、甲州街道や芋窪街道はよく通りますね。」

今回オトナリジャンボリーに出演していただきますが、バンドとしてホールで演奏されることへのお気持ちを聞かせてください。

「僕はもともとクラシックから音楽を始めたので、ホールで演奏することには慣れています。今回はバンドでの出演ということで、クラシックで演奏する時との響きの違いを楽しめたらいいなと思います。」

-田中さんは今回、bonobosの他に「古川麦トリオ」のドラムとしても出演されますよね。

「そうなんです。bonobosではキーボード、古川麦トリオではドラムを叩くので、お客さんにはどちらも楽しんでほしいです。」


小池龍平さん(ギター)

|僕がお客さんだったとしたら―。

-まず初めに、立川との関わりや思い出があれば教えてください。

「僕にとって、立川は思い出深い街なんですよ。というのも、高校時代の初デートが立川だったんです。(笑)それに、立川ではアーティストのサポートなどでライヴをしたこともあります。」

-今回バンドとしてホールで演奏するということについて、どのようなお気持ちですか?

「僕は、ずっとホールでやりたいと言っていたんです。元々僕はアコースティックギター専門で、ゆったり聴く音楽が好きだから、お客さんに座って聴いてほしいと思っていたんです。僕がお客さんだとしたら、ボノボの音楽を座って聴けたら良いだろうなって。」


梅本浩亘さん(ドラム)

|気持ち的には“やったるぞ!”って感じ。

-立川に何か思い出はありますか?

「あのー…僕は大阪に住んでいて……。なので、あの、立川のこと全然知らなくて…。(笑)本当に申し訳ない。」

-そうなんですね。(笑)

「立川での思い出や繋がりではありませんが、オトナリジャンボリーの出演者とは意外な繋がりがあります! chocolatre(ショコラトル)のボーカルのあずとは、専門学校とバイトが一緒だったんです。それに、すごく前ですがchocolatreで1~2回ドラムを叩いたこともあるので、久しぶりの再会を楽しみにしています。」

-バンドとしてホールで演奏されるお気持ちを教えてください。

「bonobosでも他のバンドでもホールでの演奏経験はないので、どうなることやら…見当もつきませんが、気持ち的には “やったるぞ!”って感じです。」


森本夏子さん(ベース)

|どうなるんだろう…でも―。

-立川に思い出があれば教えてください。

「子どもの頃から多摩地区に住んでいるので、立川は地元のような感覚です。昭和記念公園に野鳥を見に行ったりと…よく足を運びます。でも意外と立川でライヴをするのは今回が初めてなんです。」

-バンド形態で、ホールで演奏されることへのお気持ちを聞かせてください。

「お客さんも座っているんですよね?(笑)それ自体まったく経験がなくて。『Let’s Go 三匹!!ツアー』(2011年11月より開催・全国15カ所、約4カ月に渡ったツアー)でもホールの会場がありましたが、そのときは私たちがフロアの中央にいて、お客さんが周りを囲むように座る感じだったんです。でも今回は、客席とステージが離れていて、お客さんは座って見ている…すごい、どうなるんだろう…と、予想がつきません。でも、今回お子さんも入場できるということで、お子さんにもbonobosの音楽を楽しんでもらえたらうれしいです。」


蔡忠浩さん(ボーカル&ギター)

|子供と聴くとグッとくるような曲も―。

-立川との関わりがあれば聞かせてください。

「立川は大きな街でなんでも揃うので、買い物でたまに行きます。」

-バンド形態で、ホールで演奏されますが、どのようなお気持ちですか?

「そうですね。たぶんホールとライヴハウスでは音の出し方とかも変わってくると思います。ホールでライヴハウスみたいに大きな音で演奏したら、響きすぎちゃうだろうし。ちょっと試行錯誤してみたいと思います。しかし、そんないつもと違った環境というのも楽しみですね。」

-当日のセットリスト(選曲)はどのような感じになりそうですか?

「そうですね。たぶん、去年リリースしたアルバム『23区』の曲を中心にやると思います。ですが、ホールという会場の特性も踏まえてこれから考えます。」

-最新アルバム『23区』の中に、立川を含む西東京を意識した曲はありますか?

「そうですね。アルバムのタイトルになっている「23区」は、都内から郊外に帰る風景を描いています。」

-最後に、オトナリジャンボリーのお客さんや、この記事を読む人にメッセージがあればお願いします。

「最新アルバム『23区』もいいですが、その前のアルバムなどには、子どもと聴くとグッとくるような曲も結構あります。オトナリジャンボリー用にこれからセットリストを考えて、子どもも踊りだすような楽しいライヴにしたいです!」

bonobos「Cruisin’ Cruisin’」(アルバム『23区』2016.9.21 リリース 収録曲)


インタビューの後は、特別にライヴも観させてもらいました!

bonobosライヴレポート「東海道三次 vol.7 @代官山UNIT」

春の訪れを予感させる3月5日。会場の代官山UNITは超満員。ステージにメンバーが現れると歓声が沸き上がり、昨年9月21日に発売された最新アルバム『23区』の1曲目に収録されている“東京気象組曲”からbonobosのライヴは幕を開けた。期待感と程よい緊張感に包まれた会場に、伸びやかな蔡忠浩の歌声が響き渡り、オーディエンンスも徐々に体を揺らしていく。

緊張感が和らいだところで、田中佑司の人柄がそのまま表れているかのように明るく弾む鍵盤が印象的な“wanderlust”を2曲目にプレイ。途中、蔡の「ようこそ、ボノボです。最後まで楽しんで。」という言葉に、オーディエンンスからは歓声が上がり、先ほどよりも大きな体の揺れから、会場の温度が更に上がってきたことが分かる。

職人のように繊細なタッチで奏でる小池龍平の甘いギターが、会場の雰囲気をガラリと変え、バンド全体の音が会場全体を包み込むようにして“天体のワルツ”がスタート。

重厚な音色で軽やかなメロディを紡ぐ森本夏子のベースラインと、淡々と刻まれる梅本浩亘の軽やかなアップビート。そして、先ほどとはまた違った、蔡の甘くも力強さを含んだ歌声が、頭の中に異国の情景を想起させ、会場は陶酔感で満たされた。

その後、“いずれの花嫁”、“Beautiful”とレゲエ要素を含んだ2曲が続き、バンドのルーツを感じさせる。

途中のMCでは「このペットボトルの水、水道水じゃない?」という他愛もないもない会話から、メンバーの仲の良さが垣間見え、オーディエンスからは笑いが起こる。

本編中盤、水色の照明に照らされながら“cruisin’ cruisin’”がスタート。オーディエンスも安心して身を任せ、泳ぐように体を揺らす。風が吹き抜けるような爽快感を覚える”Hello Innocence”が終わると、その胸に迫る演奏に、会場はシンと静まり返る。暖かみがありながらも、心地よく胸に突き刺さるような強さを持っているのが、bonobosの魅力のひとつであろう。

本編終盤、まさに今の季節にぴったりな“3月のプリズム”は、春先の包み込まれるような暖かみまで感じさせてしまうから素晴らしい。

聴き慣れた前奏に続き「ダンスフロアに華やかな光…」という名フレーズで始まったのは、小沢健二の名曲“今夜はブギーバック/あの大きな心”(スチャダラパーのラップ部分を割愛した小沢健二のセルフカバーバージョン)だ。ミラーボールに照らされた会場は一気にクラブと化し、高揚感がみなぎる。続けて、bonobosの代表曲“THANK YOU FOR THE MUSIC”を畳みかけるようにプレイ。

アンコールに応えて再登場したメンバーは「楽しいね~」、「今日いいね!」と笑顔で語る。

メンバー全員の熱い気持ちがこちらに伝わってくるような“23区”で、bonobosのライヴは幕を閉じた。

大きな拍手に包まれた会場に「どうもありがとう!」と蔡。二時間があっという間に感じるほど密度の濃いステージに、会場は解散してしまうのが勿体無いほどの多幸感に溢れていた。

□セットリスト

  1. 東京気象組曲
  2. Wanderlust
  3. 天体のワルツ
  4. いずれの花嫁
  5. Beautiful
  6. ICON
  7. 葡萄の森
  8. Cruisin’ Cruisin’
  9. Night Apes Walking
  10. Hello Innocence
  11. 3月のプリズム
  12. あなたは太陽
  13. 今夜はブギーバック
  14. THANK YOU FOR THE MUSIC

アンコール.23区

オトナリジャンボリーでは、ライヴハウスとは響き方の違う、1200人のオーディエンスで満員になったホールで、5人がどのようなサウンドを聴かせてくれるのか楽しみだ。

(文:那須凪瑳 写真:しも)