“絵を描くように曲を紡ぐ”南壽あさ子さんのルーツに迫るスペシャルインタビュー

“絵を描くように曲を紡ぐ”南壽あさ子さんのルーツに迫るスペシャルインタビュー

「オトナリジャンボリーを100倍楽しもう!」を合言葉に、出演アーティストに迫るこの企画。

今回は、第3弾アーティストとして出演の決まった南壽あさ子さんにお話をうかがってきました♫

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透明感のあるシルキーな歌声と、丁寧な言葉で心の琴線に触れる歌詞、そしてキャッチーでありながらどこか掴みどころのないメランコリックなメロディ。

その曲たちは、時には幼い頃に見た懐かしい景色、時には見たこともない異国の景色など、さまざまな情景を思い描かせます。

今回のインタビューでは、そんな南壽あさ子さんが紡ぎ出す曲の世界観に迫り、そのルーツを探ります。

南壽あさ子「flora」(メジャー4thシングル 2016年9月28日発売)

– 早速ですが、南壽さんの曲作りの仕方を教えてください。

南壽あさ子さん(以下「南壽」)
「メロディが先に浮かび、そこに詞をのせるという作り方が多いです。ピアノを弾きながら、心の中にあるさまざまな風景や映像を旋律に落としていくという感覚です。」

– それは意外。言葉に合わせてメロディが起伏する印象を受けたので、作詞が先かと思いました。

南壽「それはたまに言われますね。基本はメロディに合わせて詞を書きますが、選んだ言葉に合わせて今度はメロディを微調整します。作詞という作業は、メロディで描いた風景や映像の“切り取る場所”を言葉で選ぶという感覚。写真を撮ることに似ています。

– 詞を書くうえで意識していることはありますか?

南壽「具体的な表現ばかりだと主観的になり過ぎて、限られた人にしか届かないので、抽象的な言葉の中に、時折心情をストレートに表現する言葉を織り交ぜて、たくさんの人に伝わるように心掛けています。とにかく、独りよがりにならないように、言葉を抜くイメージ。時には私の中で浮かんでいる情景も、すべては言わず削っていくこともあります。

– ご自身の曲で特に大切な曲はありますか?

南壽「どの曲も大切ですが、初期の頃の作品には特別に思い入れがあり、今でも毎回ライブで歌う曲もあります。

-2012年にリリースされたデビューシングル「フランネル」は、南壽さんが作詞を始めてまだ間もない頃につくった曲だそうですが。

南壽「そうです。「フランネル」は、20歳の時に人生で2番目につくった曲です。自分で泣きながら詞を書いたことを覚えています。

– 泣きながら…悲しくて、ですか?

南壽「そうではなく、曲の世界観に感情移入し過ぎて…。中学生の頃に初めて曲をつくろうと思った時は、どこか背伸びしているような感じがして、まったく詞が浮かびませんでしたが、思春期でさまざまな経験を経て20歳になったこの時、ようやく自然と言葉が生まれました。この頃は誰かに曲を聴かせて「どう思われるか」ということはまったくわからなかったので、 今よりも自然体に曲が描かれていると思います。」

南壽あさ子「フランネル」(1thシングル 2012年6月6日発売)

– 2015年にリリースされたメジャー1stアルバム「Panorama」に収録されていた「かたむすび」という曲は、他の曲とは少し作風が異なりますよね。

南壽「「かたむすび」は、作詞家の山田ひろしさんに詞を書いていただき、そこにわたしが曲をつけました。」

– ストレートなウェディングソングに、私も涙が溢れました。

南壽「ありがとうございます。娘を想う父親の気持ちを女性の私が歌うという、私の中でもチャレンジングな曲でした。私は結婚していないので自分自身の体験でもありませんが、実は私がモデルになっています。

– どういうことですか?

南壽「昔の家族写真で、幼い頃の私が夏祭りでお父さんに肩車をされているという一枚があるのですが、山田さんは詞を書くとき、その光景から着想を得たそうです。山田さん自身も父親ということで、そうした目線も反映されていると思います。作曲は私が担当し、細かいところは話し合いながら一緒に仕上げていきました。それに「かたむすび」は、南壽あさ子をたくさんの人に知ってもらうという意味でも、 有り難いきっかけをいただいた曲です。

南壽あさ子「かたむすび」(メジャー1stアルバム「Panorama」収録曲 2015年6月10日発売)

– 南壽さんは、お祖父様がヨーロッパの風景画家とのことですが。

南壽「そうなんです。幼い頃からヨーロッパの風景を描いた作品が自宅や祖父の家にたくさんありました。中には100号サイズの巨大な絵もあったりして、絵の前に立つとまるでその絵の中にいるような感覚になるんです。

– それはすごいですね。そんなお祖父様からアーティストとして影響を受けていると感じますか?

南壽「自分自身で影響を受けているという実感はありませんでしたが、曲を聴いた人から「情景が浮かぶ・絵画を見ている気分になる」と言われることもあるので、自然と何か表れているのかも。行ったことのない場所を想像したり、頭の中で物語が膨らんでいったり、そういった感性はおじいちゃんの絵から生まれたのかもしれません。

– 最後に、オトナリジャンボリーの出演にあたってお気持ち聞かせてください。

南壽「まず、市民のみなさんが日頃演奏される立川のホールで演奏できるのがとても楽しみです!ピアノを習っていた幼い頃、発表会のときはホールで演奏していて、今もそのときの心地よい響きが心に残っています。普段のライブでもステージに上がって必ずお辞儀をしますが、それもそのときの名残。今回はグランドピアノ1本で弾き語りをします。

また、私自身立川という街には一度しか行ったことがありませんが、昭和記念公園もあり自然豊かなイメージがあります。オトナリジャンボリーの時は、たくさんの花が咲いている頃でしょうか。この機会に立川の街をたっぷりみなさんと楽しみながら、華やかな気持ちで、大切に歌を届けたいと思います。

南壽さん、素敵なお話をありがとうございました!

一枚の絵を鑑賞するとき、何を感じるかは観る人に委ねられています。

南壽さんがオトナリジャンボリーで描く絵に、あなたは何を想うでしょうか。

ぜひ4月29日、RISURUホールに確かめに来てください♪

※チケットは絶賛発売中!「立川市民限定チケット」や団体割など、お得なチケットも用意しています♪

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文:しも 写真:小間 正也